たった一つの冴えぬやり方

シナリオ出典

シナリオ名:たった一つの冴えぬやり方
作者:自作
プレイ時間:約3時間(RPによって前後します)
人数:2-4人

導入

 あなた方はとある林の近くを歩いている。あるいは車で走っている。
 すると、不意に眩暈を覚える。
 身体から、なにか大切なものが。気力とでもいうべきなにかが消えたような感覚。
 あなたがたはそれを不審に思うかもしれないし、しれないかもしれない。
 いつまでたっても林を抜けられないことも、そう。
 やがてとっぷりと日はくれ、とある屋敷を見つける。
「道に迷ってしまいましたか。そうですか。ならば、ぜひ一晩休んでいってください。先ほど同じように迷子だという方が来た。きっとその方が喜ぶでしょう」
 朗らかに微笑む初老の男性の声に、激しい雨音が被る。
 降り始めのわりに、やけに勢いの強いそれは、まるであなた方を屋敷に閉じ込めるようで、あるいは不穏な気持ちになるかもしれない。
 男の後ろで、美しい女がそっと目を伏せることも、先の客人がむっすりと黙り込んでいるのもまた、そうかもしれない。
 なんにせよ、あなた方はここで一夜過ごすしかなさそうだ。

 ―――たった一つの願いを打破する、現代日本クローズド。

推奨

推奨:戦闘技能、隠密技能、聞き耳、高INT、高DEXのいずれか。

 一本道で洋館を探索するクローズド。大体雨の所為。推奨のどれかを持っていれば生き残れます。隠密系が一人でもこう、他の方が戦闘強ければその人に任せて待機という形でもどうにかなります。
 難易度はさほど高くない、ふわっと雰囲気シナリオです。
 体質的にちょっとわけありとか、大事な人がいる探索者とか、そんな人におすすめです。NPCと友好的に交流せずとも生還できますが、NPCとのロールが中心のシナリオです。
【新規探索者ルール】
【ハウスルール・KP方針】

目次
素材:NEO HIMEISM